第2回 『フォー・ディレクションズ』
恵上美保,大社優子,小高美穂,的場ゆう子
4月19日(火)−5月1日(日) 2005
休廊日4/25(月) 最終日17:00終了
"4 Directions #2"
Miho EGAMI, Yuko OKOSO,
Miho ODAKA, Yuko MATOBA
Apr. 19 tue - May 1 sun, 2005
closed: Apr. 25 mon *final day: closed at 17:00
PUNCTUMでは、昨年10月に開催し好評を得た企画展 『4 Directions(フォー・ディレクションズ)』展の第2弾を開催いたします。
『4 Directions』展は、PUNCTUMがリコメンドする新進写真家4名による写真展です。
今回参加してくださる写真家は、恵上美保さん、大社優子さん、小高美穂さん、的場ゆう子さんの4名です。
この4人の才能が持つ新しい写真への可能性・方向性を、ぜひご覧下さい。
会期中に参加作家全員と、編集者で当ギャラリープロデューサーの後藤繁雄氏とのトークショーを開催します。


次回は10月に開催予定です。ご興味のある方はギャラリーまで作品を見せに来て下さい。

 (第1回『4 Directions』の模様はこちら
僕たちは、プンクトゥムで新しい才能に出会いたいと思っている。
だからこそ、「フォー・ディレクションズ」をスタートさせます。


  寺本一生+後藤繁雄
(2004年10月)
 新進の写真家にとって、最も「問題」となるのは、自分の作品を制作したり発表したりする「お金」の問題です。「お金」の負担が大きいと、当然のことながら、「写真の発表」形式において、「写真展」をひらくことがためらわれることになります。しかし、「写真」とは「現実」にさらされ、さまざまな人のまなざし、意見、評価にさらされて成長してゆくものです。その回路なしに才能の成長はありえない。
 プンクトゥムは、「貸しギャラリー」という運営形態をとりつつも、新しい才能を育成するために、トークショーやwebにおけるレヴューなど、他のギャラリーにはない試みをはじめています。この「フォー・ディレクションズ」も、単なる「グループ展」にとどめるつもりはありません。才能のショーケース+対談など、新たな写真家を世に送り出す「場」なのです。
関連イベント
ギャラリートーク 4月24日(日) 17:00-18:30
参加写真家全員×後藤繁雄
 無料・予約不要
終了しました。多数のご来場ありがとうございました。
お立ち見の方、ご入場できなかった方にはご迷惑をおかけしました。

トークの模様はこちらへ
(左から)的場ゆう子、小高美穂、大社優子、恵上美保、後藤繁雄
メディア掲載 PHaT PHOTO 5-6月号 (2005年4月20日発売)
写真を楽しむ生活 (メルマガ 第0594号 2005年04月18日発行)
恵上 美保 Miho EGAMI

写真家 Photographer


▲展示作品から
■出展作品
『スタンダード』
時間、場所、季節などはばらばらです。一つ一つの写真が何かしらのリズムみたいなものを生み出して一つの大きな塊みたいにがつーんとくればよいなーと思ってます。
カラープリント。
■略歴 (えがみ・みほ)
1972年大分県出身。 1997年アリゾナ州立大学studio art科卒業。

■個展
1998年 コラージュ展(写真を木に転写)(原宿/Design Festa)

■グループ展
1995年 シルクスクリーン作品展示(アリゾナ)
2002年 コルプス19期修了展
大社 優子 Yuko OKOSO

写真家 Photographer


▲展示作品から
■出展作品
『そばにあるもの』
日常の一瞬一瞬を切りとったスナップです。 なんにもない日常、くらしの愛おしさを伝えたいです。
カラープリント。
■略歴 (おおこそ・ゆうこ)
1974年神奈川県横浜市出身。武蔵野美術大学卒業後、(株)アマノスタジオ入社。写真家・森日出夫氏に師事。2001年独立。プライベートで写真を撮りつつ、エディトリアル、ポートレイト等、コマーシャル写真もてがける


■個展
2003年『AIR POCKET』(鎌倉/GENBAGEN)
2004年『steps,#1,#2』(鎌倉/GENBAGENおよびstudio acca蔵ギャラリー)

■今後の予定
夏に鎌倉、青山にてduco展(オダギリミホとのユニット)を予定。
小高 美穂 Miho ODAKA

写真家 Photographer


▲展示作品から
■出展作品
『Through a Window』
人の生活を覗いてみたい、そんな危うい好奇心とファンタジーの入り交ざった世界を表現。
カラープリント。

■略歴 (おだか・みほ)
1980年神奈川県横浜市出身。上智大学文学部卒業。イギリス・ファルマス芸術大学大学院写真科修了。

■グループ展
2004年 MAshow, Falmouth college of art

■この作品『Through a Window』のモデルをしてくださる方、スタイリストの方を募集しています。
モデルをしていただく方の年齢、性別は問いません。子供からお年寄りまで興味のある方はぜひご連絡下さい。演技経験のある方大歓迎です。
またスタイリストの方で作品のスタイリングに興味がある方、コラボレートしてみたい方は、ぜひご連絡下さい。
連絡先→ mihoodaka@aol.comまで。

的場 ゆう子 Yuko MATOBA

写真家 Photographer


▲展示作品から
■出展作品
『大地展景』
KIHADAシリーズから出品。
カラープリント

■略歴 (まとば・ゆうこ)
1977年大阪府池田市出身。2001年大阪府立大学総合科学部人間科学科卒業。

■個展
2004年 コニカミノルタフォトプレミオ 『KIHADA-whangdoodleland-』(東京・コニカミノルタプラザ)

■グループ展
2005年2月26日〜6月26日 2004年度ヤング・ポートフォリオ展 (山梨・清里フォトアートミュージアム)

■賞歴
2004年 コニカミノルタフォトプレミオ
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抽選でプレゼント贈呈。
■ギャラリーに入ってまず展示されていたのが的場ゆう子さんの作品。溶岩のようなどろどろしたものがフレームいっぱいに蠢いている感じ。手触りはきっとざらざらしていて熱を持っているだろう、と思ったら全部神木の幹の表面を撮ったものだというので驚いた。
大社優子さんの作品は、光が回っていてゆるやかな感じ。インクジェットでプリントしているという写真は大きさがふぞろいで壁に自由に貼られている。子供の頃のはっきりしない記憶のようだった。
展示の中で一番印象に残ったのは小高美穂の作品。フレームの中にもう一つのフレーム(窓枠)があってその中にはピアノを弾く男性やプールサイドにたたずむ女の子、ベットに腰掛けて話す2人女性の姿が映っている。それは、誰もが経験する不思議な感覚なのではないか。電車の中からふと見えたマンションの一室の生活。通り過ぎていく景色の一つだから、その人と会うこともないのにその人の日常を見てしまうこと。そのちょっとした興奮を思い出させる。遠いのに近い不思議な距離感がそこには写っていた。
恵上美保さんの作品は、世界の見方が一定の感じがする。力が抜けていて、気持ちがいい。
4人の作品が、それぞれの作品に合わせた展示方法で展示されていたのがとても良かった。どの作品も、感覚とか感触を伝えるものでそれぞれのアプローチをしているというのが面白い。(女性/写真家)

■今回4人の作品は「作りものと映しもの」と二分して拝見しました。 そして「作りもの」の写真=小高美穂さんと的場ゆう子さんの作品に、イメージ を膨らませるものがありました。
小高さんの写真を見てイメージしたのは、ヒッチコックの「裏窓」、そして「シンデ ィ・シャーマン」でした。 「裏窓」は他人の部屋を覗くという行為が小高さんの作品と共通しているのですが、それだけではなく作り出した光景が演出を越えた「らしさ」によって、より真実味が浮き出てくる点で見る者の「興味本位な心」をかきたてるところが似ていると思います。またシンディ・シャーマンの一連の自演ポートレイトにも同様の「スケベ心の想像力」をかきたてる演出を感じ、小高さんの写真に写っている人たちの心理状況を想像して、このようなイメージが浮かんだのではないかと思っています。「作りものの真実」である小高さんの作品はエロティックな禁断の味だと思います。
的場さんの作品を見てイメージしたのはエルンスト・ハースの「ザ・クリエイション」 でした。あるものを意図を持って別のイメージに変える手法が、そのように想像させたのでしょう。樹皮を精密に写し取った写真が、空撮した大地のように見えたり、抽象絵画のように見えたり、見る者に様々なイメージをわき上がらせる作品です。またロールシャッハテストのように、見る者の心理を判定する怖さを感じます。なぜこのフレーミングに、どのような心理の元で的場さんがおこない、決定されたのか大変興味がわきました。写真という枠を越えたアート作品として評価したいと思います。
二人のおこなった写真を作り出すという行為が、「真を写す」世界とは異なる、別の世界を開いていくように感じられます。(男性/44歳/会社員)
来廊者アンケート (準備中)
■ギャラリーにてオリジナルプリント販売
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